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リモートワークの普及により、国内のみならず海外からでも仕事ができるようになりました。
見知らぬ海外での活動はあなたに貴重な経験をもたらす一方で、治安などの安全性は劣るため、自分の安全は自分で確保しなければいけません。安全の確保は、インターネット環境も同様です。
そうしたときに登場するのがVPN。VPNを使用すれば、場所を問わず安全にインターネットが利用できるようになります。今回はVPNとは何か、またおすすめできるVPNサービスについて紹介します。
VPNとは？
VPNとは、インターネット環境の中に仮想的な専用回線を構築し、その専用回線の中で通信処理を行うことを指します。
仮想的な専用回線という言葉を英語にすると「Virtual Private Network」となり、その頭文字をとってVPNと呼ばれるようになりました。
VPNの最大の特徴は暗号化。自分から送る通信データと相手から受け取る通信データを暗号化することで、漏洩リスクを大幅に減らすことができるのです。この暗号化を施した通信は外部から何をしているのかを把握することが不可能であり、安全性が大きく向上します。
暗号化しているものの、データの送受信をするインターネット回線自体は通常のものと変わりありません。そのためVPNサービスの契約を締結後に自分のパソコンないしスマートフォンに専用のソフトをインストールし、設定などを行えばすぐに使用できるようになります。
VPNを利用するメリット
VPNを利用するメリットは以下の2つです。
- 安全性が大幅に向上すること
- 海外から日本のサイトにアクセスできる
1. 安全性が大幅に向上すること
VPNを利用する最大のメリットは「安全性が大幅に上昇する」ことです。
海外から仕事をする場合、無料のWi-Fiを利用することも珍しくありません。無料なので気軽に利用できる反面、1点だけ気を付けてほしいことがあります。それが「Wi-Fiそのものの安全性は保障されていない」ことです。
無料で使えるということは誰でも利用できることを示しています。もしも誰かがそのWi-Fiに通信を盗聴するプログラムを組み込んでいたとしたらどうなるでしょうか。あなたと顧客がやり取りした情報がすべて盗聴され、機密情報が漏洩するなど大きな損失をもたらす恐れがあります。
VPNを使用すれば、そうしたリスクを解消することが可能です。通信そのものを暗号化できるので安全性が格段にアップするため、漏洩リスクをかなり小さくできます。しかも導入自体も簡単にできて、使用するインターネット回線を問いません。海外で仕事をしたいのであればVPNは原則利用したほうが良いでしょう。
2. 海外から日本のサイトにアクセスできる
2つ目のメリットは「海外から日本のサイトにアクセスできる」ことです。
海外のWi-Fiや通信環境を利用すると、必然的に割り振られるIPアドレスは海外の番号になります。IPアドレスとはインターネット上における住所のことです（URLなどはそのIPアドレスを人間が理解できる言葉に置き換えたもの）。
国内のIPアドレスと海外のIPアドレスは簡単に識別できるため、セキュリティ機能の高いサイトの場合は、海外からのアクセスを制限していることは案外珍しくありません。そのため海外から仕事をすると、「情報収集をしたいけれど必要なサイトにアクセスできない」というトラブルに遭遇することがあります。
VPNでは通信を暗号化する他に、通信で使用するIPアドレスを偽装するという機能も持ち合わせています。IPアドレス自体は日本のものとなるので、その場から日本のサイトにアクセスすることが可能です。調べ物などで日本のサイトにアクセスしたいときは、VPNの利用が必要不可欠といってよいでしょう。
【注意】VPNは国によって制限されている場合もある
便利なVPNですが、気を付けてほしいことがあります。それは「国によっては使用が制限されている」点です。
日本では原則どのVPNも自由に使えますが、中国やロシア、イラクなどでは認可したVPNしか使用できなかったり、全面的に禁止していたりします。海外で仕事をする際は、VPNが使用できるかどうかあらかじめ確認するようにしてください。
おすすめしたいVPNサービス3選
VPNサービスは色々あるので、ここではおすすめしたい3つを紹介します。
SurfShark（サーフシャーク）
おすすめしたVPNの1つ目は、SurfSharkです。
このVPNの特徴は、同時利用できる端末の上限数がないことです。通常のVPNの場合も複数端末で同時利用できますが、その数は5台前後ほどであり決して多いわけではありません。SurfSharkでは上限数がなく、かなりの数の端末を同時に利用できます。
「料金が安い」のもSurfSharkの特徴です。VPNは有料サービスであり、プラン内容にもよりますが、大体1月あたり500円～1000円ぐらい費用がかかります。
それに対してSurfSharkは月200円～300円のプランがあり、他のVPNサービスよりも価格が安くなっています。もちろんサービスが悪いわけではなく、ウィルス対策やスパイウェア対策、マルウェア対策などが用意されているプランもあるのでその点は安心してください。
私も現在、SurfSharkを利用しています。
「クイックコネクト」があり、ワンタッチで接続したい国に接続できるのが便利です。また、通信速度も体感的には早いと感じます。
端末の上限数がないため、デスクトップ、ノートパソコン、スマートフォンと、数台繋げても問題なく使えてます！
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NordVPN（ノードVPN）
2つ目のおすすめは「NordVPN」です。
NordVPNの良いところは固定IPアドレスを設定してくれる点です。「IPアドレスなんて何であっても変わらないだろう」と思っている方がいるかもしれませんが、湖底にすること自体には大きなメリットがあります。
それが、機密性の高いサイトにアクセスできることです。高度な機密情報を扱っているサイトは特定のIPアドレスからのアクセスしか受け付けないということがあるため、NordVPNで付与された固定のIPアドレスを指定すれば、そうしたサイトにも問題なくアクセスができます。
設定の自由度が高いのもメリットです。VPNの接続が切れた時に発動するキルスイッチ（ネットワークとのつながりを遮断する）の有効化/無効化、VPNのスタートアップ起動をON/OFFにする機能など様々な設定の変更をNordVPNで行えます。
自分に合った設定ができれば海外でも快適に仕事ができるようになるでしょう。
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Atlas VPN（アトラスVPN）
最後におすすめしたいVPNは「Atlas VPN」です。
セキュリティ機能が充実している点がAtlas VPNの良いところ。暗号化プロトコルは最先端の「WireGuard」、悪意のあるトラッキングや広告をブロックする「追跡ブロッカー」などセキュリティ機能が充実しています。
海外では場所によっては安全性に難点があることも少なくないので、そうしたところでも安全にインターネットが利用できます。
Atlas VPNは、1年間プランを申し込めば月431円ほど。1か月プランだと1,573円となるので、1年間プランでお得に購入すると良いでしょう。
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まとめ：VPNサービスを使って、快適なリモートワークを実現する
VPNはインターネット通信の安全性を向上させたり、海外から日本のサイトにアクセスするのに必要だったりします。
そのため海外で仕事をするのであれば、必須のサービスといえるでしょう。日本のサイトにアクセスできずに仕事自体ができない…なんてことになる前に、VPNサービスは入っておくべきです。
おすすめできるサービスもいくつか紹介しましたので、海外で仕事をするようになったら利用してみてください。
