ビットコインに続いて大きな市場を持っているイーサリアム。
ブロックチェーンの領域は主に金融系のみと思われていましたが、イーサリアムが持つ仕組み「スマートコントランクト」によってブロックチェーンの可能性が大きく広がりました。
「イーサリアムは購入しておくべき?」
本記事では上記のような疑問について書き進めていきます。
イーサリアムの基礎知識から、今後の将来性までを見ていきましょう!
イーサリアムとは、分散アプリケーションのプラットフォームである
イーサリアムは、ビットコインと同じで分散型アプリケーションのプラットフォームです。
管理者はおらず、ピア・トゥ・ピア(P2P) と呼ばれる対等の者同士が通信を行う特徴を持つ通信方式で回っているアプリケーションです。
このプラットフォームで使用されている仮想通貨をイーサ(Ether)と読んでいます。
イーサリアムは、スマートコントラクトと言われる自動的に契約を執行する仕組みを持つのが大きな特徴です。
イーサリアムの目的
ブロックチェーンの上にアプリケーションを載せることで、通貨以外でも管理者のいらない様々なサービスを作れることを可能にしました。
もともとブロックチェーン技術は、ビットコインなどの「通貨の目的」として使われていました。しかし、通貨の目的以外でも使えるようにしたのがイーサリアムです。
Ethereum Foundationという組織があり、ここを中心に開発が進められています。
イーサリアムを考案した人物
Vitalik Buterin(ヴィタリック・ブテリン)という若者が2013年に開発しました。ヴィタリックは、17歳の時に親の影響でビットコインに興味を持ちます。
ここに面白さを感じた言っています。
現在サービスの多くが中央機関が管理し世の中はまわっているのですが、ブロックチェーンを使うと、「中央機関」がいなくてもサービスがまわるようになると思ったようです。
アプリケーションのソースコードを記述するだけでブロックチェーン上で実行できる仕組みを開発し、それが後のイーサリアムとなりました。
スマートコントラクトとは?
簡単にまとめると、「人がいなくても自動的に実行できる仕組み」のことです。
もう少し詳しく見ていきます。
Q.スマートコントラクトではない場合
人と人がやり取りをして、手動で買うという取引を実行しています。
これはスマートコントラクトではないです。
一方でスマートコントラクトとは、例えば下記のようなものです。
自動販売機でジュースを購入する
自動販売機は、お金を入れてボタンを押すと飲みたいジュースが出てきますね。要は、人と人がやり取りしなくてもOKです。お金入れる→飲みたいボタン押す→ジュースを手に入れるというルールで取引が成立します。
このように、人がいなくてもルールに沿って行うだけで取引ができる仕組みをスマートコントラクトと言います。
ブロックチェーンにおけるスマートコントラクト
もともとスマートコントラクトの定義は、ニックスザポという人物が提唱しました。
前段落で述べた定義だと範囲が広すぎるため、ブロックチェーンに置けるスマートコントラクトはどうなるのかみてみます。特徴は下記の通りです。
- 取引が成立するための条件が、ブロックチェーン状に「改ざん困難な状態」で記録されてる
- 1に書かれた条件が満たされると、自動的に契約が成立する仕組み
イーサリアムとビットコインはどう違うのか?
イーサリアムは、あくまで「スマートコントラクトのプラットフォーム」になります。基盤があって、その上で多様なアプリケーションを置くことができます。
一方で、ビットコインはあくまで「電子通貨」です。
イーサリアムの現状価値と今後の流れ
Coinbaseによると、2021年12月6日14時25分現在、イーサリアムは4,063.71ドルで取引されています。
トレンドであるNFTが流行したおかげで、イーサリアムの技術に支えられたNFTがETHで取引されるようになり、暗号通貨の時価総額が昨年1年間で約10%増加したようです。
「イーサリアム2.0」の登場により、Wallet Investorなどのアナリストは、今後イーサリアムの平均価格は2022年末に8000ドル近く、2023年に1万ドル、2025年には1万6000ドル以上に達すると予想しています。
今後の動向が益々見逃せません!
イーサリアム2.0がキーポイントになるか?
イーサリアム2.0(ETH2)は、既存のイーサリアムブロックチェーンのアップグレード版です。「セレニティ」とも呼ばれるETH2への移行は2020年12月に始まりました。
ETH2のリリース後、ネットワーク上のトランザクションとDappのパフォーマンス速度、持続性やスケーラビリティの向上が期待されています。
当初は2019年のリリースを予定していたEthereum 2.0ですが、第1フェーズは、2020年12月1日にローンチされました。まだ2つのフェーズが残っているため、完全なリリースは2022年までとされています。
このイーサリアム2.0がリリース後に、大きな価格変動が起きそうですね。
まとめ
イーサリアムの特徴をまとめていきます。
- 管理者のいない分散アプリケーションのプラットフォームである
- スマートコントラクトと呼ばれる、自動的に契約を執行する仕組みを持つ
- NFTが販売されたことにより、時価総額はアップ
- 2022年にリリース予定のイーサリアム2.0がキーポイントになる
ビットコインに続いて、注目度が高いイーサリアム。
「管理者が存在しないサービス」を実現することで、今後のビジネスの仕組みを大きく変えていくのでは個人的には強く感じます。
私はバイナンスで$3,000程運用してます。その記録を別記事でアップしていますので、気になる方は一緒にご覧ください😌
仮想通貨ガチホ|ほったらかし運用レポート4【2022年6月~9月上旬】