リモートワークを始めたいけど、できる仕事があるかわからないし、自分にはスキルがないと悩んでいませんか?
本記事は、リモートワークのメリットから必要なスキル、仕事の種類までを解説していきます。
私はリモートワークを始めて5年ほど。秘書業務やWebマーケティングサポートをメインに3社と業務委託契約を結んでいます。いわゆるフリーランスの働き方ですが、海外在住でも日本企業と仕事をして、月25万円は安定して稼いでいます。
この5年の経験を基に解説していきますので、是非参考にしてください。
リモートワークのメリットとは?
あなたはすでに、リモートワークの多くの利点をご存知かと思います。そこで、最もポピュラーなものを簡単にまとめてみました。
通勤時間がなくなる
何時間も交通渋滞に巻き込まれたり、1日に2回も公共交通機関に乗ったりする必要がありません。
つまり、電車代やバス代を節約できるし、通勤のストレスから解放されます。
自分自身と家族のための時間が増える
多くのリモートワーカーは自分でスケジュールを決められるので、日中にプライベートの予定を入れたり、子どもの学校行事に参加したりと、柔軟な働き方ができます。
また家にいることが多くなる分、家族と過ごせる時間も増えます。
より健康的なライフスタイルが手に入る
在宅勤務の場合、睡眠が改善するというアンケート結果も出ています。忙しいオフィス環境にストレスを感じることもなく、会議室から会議室へと急ぐ必要もありません。新鮮な食事を用意できるので、コンビニ弁当などの不健康な食べ物に頼る必要もありません。
時間に余裕があるため、運動もできるし、個人のニーズや好みに合わせて1日のスケジュールを立てることができます。
生産性が向上する
自宅で仕事をするので、おしゃべりな同僚がいるオフィス環境に気を取られることはありません。1日のうちで最もやる気が湧いてくる時間帯に仕事ができます。
また、自分にとって最適なホームオフィスを設置できるのも大きなメリットです。
リモートワークで働く人々の環境
パソコンやスマートフォンが使えれば、誰でもリモートワークができます。実際に、どのような方々がリモートワークで働いているのか、まとめてみましょう。
- 専業主婦・主夫の方
- 身体疾患や精神疾患を持つ人々
- 地方在住者
- 介護者
- 退職者
- 学生
- 内向的な人
- ペットオーナー
- デジタルノマド
- フリーランサー
- 起業家
自分が置かれている状況からリモートワークを選んだり、ノマドやフリーランスのように、会社に縛られない働き方を好む方がリモートワークをしています。
コロナ禍により、在宅勤務する会社も増えましたが、在宅勤務を続けられている会社は少ないと聞きます。
いずれにせよ、会社勤務の場合は、会社側が働き方の多様性を持っていることが必要不可欠です。
リモートワークに必要なスキルとは?
リモートワークをしたいのであれば、以下のスキルが必要です。
1. セルフスターターであること
自分を律することができなければ、リモートワークはうまくいかず、必要以上の努力を強いられるだけです。
誰かに注意されたり、促されたりすることなく、物事をやり遂げることができなければいけません。
2. オーガナイズ能力を持っていること
職種によっては、自分自身で仕事のスケジュールを組まなければいけません。
仕事をどの程度こなすことができるのか、納品先と調整しながらスケジュールを組んでいきます。そのため、オーガナイズ能力が大事になってきます。
3. コミュニケーション能力
リモートで仕事をする場合、コミュニケーション能力は欠かせません。
バーバルコミュニケーションだけではなく、文章(チャット)でのコミュニケーション能力、いわゆる要点の書き方(結論を先に書くなど)のコツを知る必要があります。
4. 一人でいることに満足しなければならない
世の中には、一人でいるのが好きな人、少人数で仕事をするのが好きな人がいます。これがリモートワークを好む主な理由の一つだったりします。
しかし、在宅ワークを選んで、他の人と接触がなく孤独感を感じている人もいます。この場合、コワーキングスペースを使うなどして、孤独感を感じないようにする方法をとることができます。
リモート勤務では「オフィス勤務と同じレベルの交流はない」ということを知っておきましょう。
5. ITリテラシーがあること
あなたの仕事は技術的なものではないかもしれませんが、それでもある程度のITリテラシーに精通している必要があります。
一日中オンラインで、あらゆる種類のソフトウェアを使って仕事をするわけですから、たまに問題が起こることもあります。毎日使っているものがどのように動くのか、基本的なことは理解しておくべきです。そうでない場合は、少なくとも忍耐力を持ち、解決策をググる姿勢を持つべきです。
もちろん、他の人の助けを借りることはできますが、小さな問題を自分で解決できるようになればずっと楽になります。
どうやってリモートワークを始める?
さて、いよいよ本題です。
リモートワークを始めたい場合、どのように始めれば良いのでしょうか? あなたのスキルによって、5つの選択肢があります。
- ITスキルを必要とするリモートワーク
- オフィスワークをリモートワークに
- 今の仕事をリモートに変化させる
- キャリアを変えて、初心者でもできるリモートワークから始める
- 趣味や情熱をリモートワークの収入に変える
1. ITスキルを必要とするリモートワーク
ソフトウェア開発、ウェブサイトプログラミング、グラフィックデザインなど、ITスキルを必要とするリモートワークといえば、これらの仕事が思い浮かびます。
コンピューターサイエンスや情報技術のバックグラウンドがあれば、その知識を活かしてリモートワークの仕事を見つけられる可能性は非常に高いでしょう。
2.オフィスワークをリモートワークに
もしあなたがオフィスアシスタント、会計士、ウェブマーケター、あるいはそれに類する仕事をしているのであれば、リモートで仕事ができる可能性は高いです。
実際に、クラウドソーシングで仕事を検索してみると、秘書アシスタントやウェブマーケターの仕事を多数見つけることができます。
現在すでにオフィスワークをしていて、リモートワークに切り替える方法があなたの会社になかったら、リモートベースで他のポジションを見つけられないか探してみましょう。もしかしたら、他の会社はリモートワークを許可しているかもしれません。
私は実際に完全リモートの秘書アシスタント職を見つけて、現在海外にいても仕事ができる環境を手に入れました。
3.今の仕事をリモートに変化させる
大工を例にとってみましょう。大工は肉体労働であり、仕事をこなすために特定の場所に縛られるのが普通です。
しかし、それ以上踏み込んで考えてみてください。大工はきっと、他の人と共有できる「貴重な知識」を持っているはずです。道具を清潔に保つ方法、適切な材料の選び方、後処理の方法などが挙げられます。
その知識を使って、次のような方法でオンラインでお金を稼ぐことができます。
- オンライン講師として、自分のスキルを他の人に教える
- メンター・プログラムを立ち上げ、数人の参加者を新しいキャリアの第一歩まで導く
- あなたのスキルや知識を学べるオンラインコースを作成して販売する
- コンサルタントとして、企業が抱えている問題についてアドバイスする
上記のように少し工夫して、あなたの知識に対してどんな需要があるか見てみよう。
4. キャリアを変え、初心者でもできるリモートワークから始める
特別な経験を必要とせず、初心者(エントリーレベル)でもできるリモートジョブに挑戦することもできます。
クラウドワークスやランサーズなど、フリーランス向けのプラットフォームで、自分ができそうな仕事を探してみましょう。
正社員雇用を希望するのであれば、Reworkerを見てみてください。パートタイムやフルタイムの仕事を多数見つけることができます。実際に私はReworkerで秘書の仕事を見つけました。
では、人気のある初心者向けのリモートワークをいくつか見てみましょう。
オンラインアシスタント
私がリモートワーカーとしてキャリアをスタートさせた最初の仕事の一つが、オンラインアシスタントでした。起業家の下で働き、彼のビジネスサポートを行いました。例えば、顧客対応やSNS運用、事務作業、リサーチ業務などです。
オンライン秘書になるには?|未経験でもできるおすすめの副業【月3万円を目指す】 在宅勤務の1日スケジュールを公開|オンライン秘書として働く【自由度高めです】これらの仕事は、高いスキルが必要ではないため、ほとんどの人ができることです。クライアントの信頼関係が結べるかどうかが重要です。また、忍耐強いこと、独立して仕事ができること、問題解決能力があることが必要になってくると思います。
カスタマーサポート
カスタマーサポートは、オンラインで完結できる仕事の一つです。 案件も豊富にあります。なぜならどんな会社でも、顧客からの問い合わせに対応する人が必要だからです。電話、メール、またはライブチャットのいずれかを介して行います。
カスタマーサポートの仕事の現状と将来性について考える【AIに奪われる可能性は?】あなたがフレンドリーで、カスタマーサポートの経験を少しでも持っているのでしたら、このポジションは難なくこなすことができるでしょう。
Webライター
世の中には、特定分野の知識を必要とするコンテンツライティングの募集が山ほどあります。そして、企業やクライアントの中には、ライティング初心者でも、喜んで採用するところもあります。
もちろん、最初から大きな報酬を狙うことはできません。しかし、大きな仕事に応募できるようになるために、経験を積むことは十分に可能でしょう。
クラウドソーシングで未経験からライティングはできる?|Webライターになる方法を解説初心者であれば、企業のWebメディア記事やブログ記事から挑戦してみるのがおすすめです。
SNS運用
SNS運用は、Webマーケティングのスキルが問われるためリモートワークの上級職と言えます。しかし、初心者でもOKという企業は多数あります。
例えば、インスタグラムを専門にしている人がいます。魅力的なスライドやリールを作成し、プロフィールを整えて、多くのトラフィックを得られるようにします。いいね!まわりや、トラフィックが集まればコメント対応も必要になってくるでしょう。SNS運用はあまり時間を使わないイメージがあるかもしれませんが、現実はかなりのリソースを使うでしょう。
ソーシャルメディアを使いこなせる企業はほとんどないため、今後の可能性が高い仕事です。
5. 趣味や情熱をリモートワークの収入に変える
これまで挙げてきた4つの方法とは異なり、自分の趣味や情熱をオンラインの収入に変えることもできます。いくつか例を挙げましょう。
ブログを始める
自分が得意としていることや成功体験を持っているのであれば、ブログにしてシェアすることもできます。
- スポーツカー、バードウォッチング、ワインは好きですか?
- ダイエットして10㎏やせたことはないですか?
- マッチングアプリで彼氏(彼女)を見つけて結婚したことはないですか?
多くの人にブログを読んでもらえれば、アフィリエイトやグーグルアドセンスを使って収益化することができます。
しかし、ブログで大きな収入を得られるようになるには、通常かなりの時間と労力がかかることに注意してください。
動画を作ってSNSに投稿する
文章を書くのがあまり好きでないなら、動画制作にチャレンジしてみてください。
- 昼休みにできる10分間の筋力トレーニング
- 初めてママになる人のためのDIYのアイデア
- エクセルのオフィスハック
どのようなテーマを選んだとしても、その動画をオンライン教材として販売することもできるし、YouTubeチャンネルを作って広告や商品紹介で報酬を得ることもできます。
eBookを書く
自分の専門分野のeBookを書くこともできます。特定の問題に関する短いガイドでもいいですし、ニッチ全体をカバーする本でもOKです。
執筆活動を始めるために、出版社を探す必要はありません。アマゾンKDPのようなサービスでは、あなたが本をPDFでアップロードすれば、オンデマンドで印刷したり、電子書籍に変換してくれます。
また、自分のSNSやブログでeBookを宣伝したり、ブログやYouTubeチャンネルと組み合わせることもできます。
まとめ:リモートワークを始めて人生をコントロールする
どのようにリモートワークを始めればいいのか、まだよくわからないという方も、あきらめないでください。私は、リモートワークは「未来の仕事」だと確信しています。
リモートワークをすることで、生産性は上がるし時間の柔軟性も増えます。ただ自立性が必要になってくることからコントロールが難しく、コツが必要となってきます。
私は、初心者の方でもリモートワークに挑戦できるロードマップを現在作成しています。初心者の方の道しるべとなってくれるはずです。ロードマップが完成したら、またシェアしたいと思います。